Shonan Future City

湘南みらい都市研究機構


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)は1990年4月の開設以来、約30年にわたり、地域の様々な方々ともに、湘南の地域や文化を尊重しながら未来を先導するさまざまな研究・教育・開発を行ってきました。

SFC30年の節目を迎えた2020年、SFC研究所と湘南地域の自治体はこれまでの蓄積や実績をもとに、今後とも様々な活動を協働で展開していくことを念頭に、「湘南発のより豊かな未来都市」の実現へ向けた連携協力協定を締結しました。

同時に、連携協力事業の第一弾として、SFC研究所の研究コンソーシアムの制度のもと「湘南みらい都市研究機構」を発足させ、産官学金民などの多様な主体を呼びかけ、相互連携の強化に加え、未来を共創する研究開発を促進する体制の構築に取り組んでいます。

湘南みらい都市研究機構は、これからの社会に必要となる先導モデルを湘南地域で創出し、実証研究を行い、その成果を発信してまいります。

Members

参画メンバー


Government

藤沢市

Government

鎌倉市

Government

茅ヶ崎市

Government

逗子市

Government

寒川町

Academia

慶應義塾大学SFC

Research Collaboration with Communities

地域と連携した研究活動


湘南みらい都市研究機構では、最先端のテクノロジー、サイエンス、デザイン、ポリシー等を連関させながら積極的に活用する「湘南発のより豊かな未来都市」の実現に向けて、自治体・企業・団体・協力機関等と、慶應SFCによる密接な連携・協力のもと、湘南の地域と生活に密着した研究開発の実学を協働で推進し、地域社会の発展、研究・教育活動の推進、人材の育成等に取り組んでいます。

湘南みらい都市研究機構で取り組んでいる研究課題は、最先端のテクノロジーの地域課題への応用や、既存の分野でのイノベーションといった最先端のものから、将来の地域を担う子どもたちへの教育啓発活動に取り組むもの、さらには地域の活性化や健康増進、デジタル化の推進といった地域の課題に取り組むものなど、多岐にわたっています。これらはいずれも、大学の研究者や学生が、行政や地域の住民団体や住民サークル、さらには企業や各種団体との協働によって推進しています。

研究の進め方はそれぞれの分野や課題の特性によって異なります。湘南みらい都市研究機構では、ワーキンググループ(セミクローズド)とプロジェクト(クローズド)の2種類を設け、それぞれの課題の推進にあたっています。

ワーキンググループ


Working Group

ウェルビーイングワーキンググループ

人々のウェルビーイングに大きく貢献できると考えられる、スポーツ、ヘルス、メディカルの3分野を基盤として、湘南地域の全ての住民がウェルビーイングである生き方を追求でき、湘南地区の誇りとなることを目指して研究活動を進めています。

代表
仰木裕嗣(大学院政策・メディア研究科 教授)
メンバー
矢作尚久(大学院政策・メディア研究科 教授)
小熊祐子(大学院健康マネジメント研究科 准教授)
東海林祐子(総合政策学部 准教授)
島津 明人 (総合政策学部 教授) ほか

Working Group

環福共創モデル開発

資源リサイクル活動(環境)と、就労の機会が少ない住民(障がい者など)の雇用創出活動を組み合わせる「環福連携」の推進によって、リサイクル活動の推進と、福祉の支援対象となる方たちの雇用機会増加に向けた活動を行います。

代表
玉村雅敏(総合政策学部 教授)
メンバー
内山映子(政策・メディア研究科 特任教授)
リネットジャパングループ株式会社
藤沢市
鎌倉市
逗子市
茅ヶ崎市
寒川町 ほか

プロジェクト


Project

医療先導モデルの開発

人類が全て、意識せずに健やかに心豊かに生活できる社会インフラとしての医療提供環境を実現することを目的とし、進化する先端技術を用い、既存の医療を再定義し、次世代の安心した社会インフラとしての医療に資する技術を戦略的かつ総合的に研究開発を行います。

代表
矢作尚久(大学院政策・メディア研究科 准教授)
メンバー
木村雄弘(慶應義塾大学医学部・SFC研究所 上席所員)ほか

Project

創造みらい都市かまくらプロジェクト

鎌倉市と慶應義塾大学 SFC 研究所が2020年に締結した「創造みらい都市の実現に関する包括連携協定」の趣旨の実現にむけ、学と官の視点に、産(企業)と民(市民)の 視点を加えて、産学官民の共同体制で新しい研究と教育を推進するために活動しています。

代表
田中浩也(環境情報学部教授)
メンバー
鎌倉市
玉村雅敏(総合政策学部 教授)
柳澤大輔(大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授、株式会社カヤック代表取締役)
町塚梨恵子(SFC研究所 所員)
間瀬海太(SFC研究所 所員)ほか
Webサイト
https://kamakura.sfc.keio.ac.jp/

Project

SDGs をテーマとした課題解決型学習の企画・実施

鎌倉市教育委員会からの委託のもと、SFC 研究所にて「SDGs をテーマとした課題解決型学習プログラム」を開発し、鎌倉市の中学校の総合的学習の時間において活用されます。学習の際には、SFC の大学生が伴走して推進しています。

代表
玉村雅敏(総合政策学部 教授)
横田浩一(大学院政策・メディア研究科 特任教授)
メンバー
鎌倉市
鎌倉市教育委員会 ほか
関連リンク
東京新聞「中学の授業を大学生がサポート 鎌倉の公立小中が外部と連携 玉縄中教諭「教科書にない学び」期待」

Activity Report

活動報告